論文詳細

発行年度 2018年度
巻名-号名 第 11 巻 - 1 号
筆頭著者 根本哲也
昭和大学医学部 整形外科学教室
共同著者 川崎恵吉
昭和大学医学部 整形外科学教室
久保田豊
昭和大学医学部 整形外科学教室
稲垣克記
昭和大学医学部 整形外科学教室
松沢恵里香
昭和大学病院 リハビリテーション部
相澤加奈子
昭和大学附属東病院 リハビリテーション部
タイトル 手外科における超音波検査とリハビリテーション
要約 超音波装置の進歩に伴い,高周波プローベの出現により組織がより鮮明に描出することが可能になってきている.超音波の特徴として,静止画だけでなく,リアルタイムにダイナミックな動きを確認でき,被爆などの侵襲も伴わないことが挙げられる.診断のみならず,治療にも幅広く応用されている.腱の超音波検査では断裂の診断が容易に出来るだけでなく,滑走を確認することで,癒着の診断に用いることができる.リハビリ導入前後の腱の滑走の評価も経時的に可能である.屈筋腱腱鞘炎や腱付着部炎では,局所麻酔薬やステロイドを注射する際に,目的とする病変に浸潤しているかどうかをみることができる.神経の超音波検査では,紋扼性神経障害に伴う神経圧迫や,外傷に伴う神経損傷,さらには神経のくびれの診断にも役に立つ.また腕神経叢ブロックや末梢神経ブロックにおける確実性,安全性の向上にも寄与している.腫瘍の超音波検査では腫瘍の質的診断にも超音波は有用である.関節リウマチに対する超音波検査では,滑膜の血流や骨破壊をみることができ,関節における病勢の評価に有用である.超音波検査は簡便な検査であるため,繰り返し行うことができることも利点である.ハンドセラピィの領域では,リハビリの前後での腱の滑走の変化や,橈骨遠位端骨折後の長母指伸筋腱や長母指屈筋腱の評価にとくに有用だと考えられる.
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