論文詳細

発行年度 2018年度
巻名-号名 第 11 巻 - 3 号
筆頭著者 笹井浩行
東京大学大学院総合文化研究科生命環境科学系
共同著者
タイトル ハンドセラピィのエビデンスを構築するRCTの研究方法と実践
要約 セラピストが提供する処置や手技等は,科学的根拠に基づき有効性が確立されていることが望ましい.人を対象とした医学系研究において,治療介入の有効性を示す証拠水準が,単独の研究として最上位にある研究デザインがランダム化比較試験(randomized controlled trial: RCT)である.本稿では,RCTの基本知識と実践方法を概説する.RCTでは,対象者をランダムに介入群と対照群に振り分け,介入群には目的の介入を,対照群には一般には標準ケアを提供し,臨床的に重要なアウトカムへの効果を観察する.質の高いRCTを実践するには,綿密に実施計画書を作成することが欠かせない.その際にはRCTの報告ガイドラインであるCONSORT声明を参照することを勧める.透明性確保や出版バイアスを防止する観点から事前の臨床試験登録が必須である.論文化に際してもCONSORT声明を参照することで質の担保となる.本稿が,読者の先生方の質の高い研究の遂行・報告の一助となれば幸いである.
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