論文詳細

発行年度 2018年度
巻名-号名 第 11 巻 - 4 号
筆頭著者 大橋有香
湘南鎌倉総合病院 リハビリテーション科
共同著者 大渕あかり
湘南厚木病院 リハビリテーション科
今井智也
湘南厚木病院 リハビリテーション科
村上裕子
湘南鎌倉総合病院 湘南外傷センター 医師
土田芳彦
湘南鎌倉総合病院 湘南外傷センター 医師
タイトル 右母指切断後,示指の母指化術を施行した症例のセラピィ経験
要約 今回,右母指切断後に示指の母指化術を施行された症例のセラピィを経験した.本症例は,仕事で利き手による小物品の組み立て作業が必須であり,術後30週でそれが出来るようになった.術後36週で%TAMは40%,tip pinchは2.1kg,健側比24%に留まったが,STEFは右手の合計点で98点,特に検査8は9点,検査9と10は各々10点,PPTは健側比100%,アセンブリーは30であり,客観的には良好な母指のつまみ動作と巧緻性を獲得することができた.しかし,再建された母指の自動可動域やピンチ力を不十分と捉えた訴えがあったことに加え,本症例は再建された母指で受傷前と同様の作業効率が得られたのかどうかを重視していたので満足度は低かった.この結果より,本人の満足感を増すためには母指の自動可動域とピンチ力をさらに引き出せるようセラピィを工夫する必要があったと考える.
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