| 要約 |
外傷手の予後予測について,戦略・戦術・アウトカムを基に,ハンドセラピィの対象疾患として頻度が高いと思われる代表的疾患に対しcritical pointとこれに関わるエビデンスについて述べた.手外科医との綿密な討論とチームワークで,外科的対応を含めた「戦略」および個々の局面での具体的な「戦術」を基に,ハンドセラピィでの「戦術」を立てる.並行してハンドセラピィ上の具体的な目標設定に沿って,これに反応するアウトカムについてICFを意識して認識することが重要である.加えて,最終成績を予想するための各時点のcritical pointによる中途結果の判断は,臨機応変な「戦術」の検討に資するものである. |