| 発行年度 |
2019年度 |
| 巻名-号名 |
第 12 巻 - 1 号 |
| 筆頭著者 |
椙田芳徳 山口県済生会下関総合病院 リハビリテーション科 |
| 共同著者 |
安部幸雄
山口県済生会下関総合病院 整形外科
髙橋洋平
山口県済生会下関総合病院 整形外科
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| タイトル |
橈骨遠位端骨折に対する術後リハビリテーションとピットフォール |
| 要約 |
掌側ロッキングプレートの出現により橈骨遠位端骨折に対して早期リハビリテーションが可能となり,筆者らも同様に早期リハビリテーションを行っている.筆者らは,術直後よりシーネ下に手指の運動,術後翌日にシーネ除去,術後2日目より療法士による関節可動域訓練,筋力増強訓練などを開始,以後は骨癒合に応じて重量物の把持と手関節への荷重負荷を行い,外固定は術直後のシーネ以外は使用しない方針としている.三角線維軟骨複合体損傷や尺骨茎状突起骨折の合併に関しては,遠位橈尺関節の不安定性を認めなければ放置,不安定性を認めれば手術にて不安定性を解消した上で早期の適応とするが,TFCC縫合術は適応外としている.術後6か月における自験例135例135手の臨床成績はMayo Wrist Score平均89.2点,手関節尺側部痛は2例に認めたが経過観察にて軽快した.良好な臨床成績を獲得するためには,遠位橈尺関節の不安定性を遺残させない適応の選択と工夫が肝要と考える. |