| 発行年度 |
2019年度 |
| 巻名-号名 |
第 12 巻 - 1 号 |
| 筆頭著者 |
高橋里奈 獨協医科大学埼玉医療センター リハビリテーション科 |
| 共同著者 |
佐野和史
順天堂大学医学部附属順天堂医院 形成外科
木村和正
越谷誠和病院 整形外科
秋山洋輔
獨協医科大学埼玉医療センター リハビリテーション科
大関覚
獨協医科大学埼玉医療センター 整形外科
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| タイトル |
PIP関節脱臼骨折に対するDDA®創外固定術のハンドセラピィ |
| 要約 |
PIP関節脱臼骨折は受傷後早期に解剖学的位置に整復し,速やかに可動域練習を開始する必要がある.当院では関節面30%以上の骨折や陥没骨片を有する場合はDDA創外固定器(DDA)を用いる.DDAはPIP関節に牽引力を加えることで整復と固定性が期待され,関節裂隙を保ちながら自・他動可動域練習が可能である.PIP関節背側脱臼骨折に対しDDAによる治療により5°以上のDIP関節伸展不全を生じた症例はDDA装着期間が有意に長かった.また,PIP背側脱臼骨折20指を対象にDIP伸展不全の原因を調査した結果,最終評価時のPIP関節自動伸展可動域とDIP関節屈曲可動域に相関を認め(r=.760,p<.01),DIP伸展不全群となし群の2群比較では伸展不全群が有意にTAMの低値を示した(t=2.33,p<.05).PIP関節脱臼骨折に対するDDA治療は,IP関節の伸展不全,DIP屈曲拘縮の予防や牽引力調節を意識した関節可動域練習方法の指導,DDA装着時の肢位の工夫,DDA除去後のsplint固定などの配慮が必要である. |