| 発行年度 |
2019年度 |
| 巻名-号名 |
第 12 巻 - 2 号 |
| 筆頭著者 |
小田桐正博 新潟手の外科研究所 |
| 共同著者 |
大山峰生
新潟医療福祉大学
土田尚美
新潟手の外科研究所
松澤翔太
新潟手の外科研究所
中村雄一
新潟手の外科研究所
森谷浩治
新潟手の外科研究所
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| タイトル |
玉井分類zone Ⅳ切断指の再接着術および術後セラピィ |
| 要約 |
玉井分類zone Ⅳにおける切断指の再接着術は伸展機能を重視した治療を実施し,二次的手術が必要な場合でも屈筋腱剥離のみで機能回復できるようセラピィを進める.骨固定は骨内鋼線締結法による強固な内固定を行う.深指屈筋腱は吉津1または2法で縫合する.中央索は8字縫合で修復し,必要に応じて側索を中央索に重ねて補強する.再接着指のセラピィは,術後3~4週間経過時より自動および縫合腱の減張位での単関節の軽い他動運動を開始する.また伸展補助のアウトリガー等で再接着指を軽く伸展位に保持し,修復した伸筋腱に弛みが発生しないよう配慮する.術後6週間経過時より再接着指の他動運動やブロッキング訓練を開始し,骨癒合に応じて拘縮矯正用のスプリントを適時追加する.また,訓練時以外は屈筋腱の再断裂予防に伸展制限スプリントを装着する.いずれの時期も,常に自動伸展不足が生じないように他動屈曲の運動量に注意し,supple jointの獲得を目指す. |