論文詳細

発行年度 2019年度
巻名-号名 第 12 巻 - 2 号
筆頭著者 阿部薫
慶應義塾大学病院 リハビリテーション科
共同著者
タイトル 神経損傷(知覚再教育)
要約 知覚再教育おける知覚障害は,中枢での手支配領域の変化であり,体部位再現パターンの変化であり,ネットワーク化された統合と制御の変化である.単なる痛覚や温覚などの知覚モダリティの障害ではなく,脳内での識別能の問題として対処する必要がある.知覚再教育には,運動と知覚の統合を図る知覚中枢の再学習による脳の再編成(Reorganization)を促すアプローチとして,Wynn parryやDellon,新潟大式や中田らによる報告がある.米などのcontact particlesを用いた異常知覚に対する脱感作,局在の修正,Dowel textureを用いた素材識別,小物品の識別訓練などである.またRosenやLundborgは,知覚再教育の早期介入の重要性や障害域近傍からの刺激入力を抑え当該域からの刺激入力を強化し,速やかな再構築の促通を図るSensory relearning(知覚再学習)を提唱している.段階的効果的に識別を獲得する末梢刺激の工夫や刺激入力の強化を図る手段の検討,効果の検証や神経生理学的な機序の探求などさらなる進歩と充実が望まれる.
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