| 発行年度 |
2019年度 |
| 巻名-号名 |
第 12 巻 - 3 号 |
| 筆頭著者 |
松本直也 北アルプス医療センターあづみ病院 リハビリテーション科 |
| 共同著者 |
村井貴
北アルプス医療センターあづみ病院 リハビリテーション科
赤羽陽子
北アルプス医療センターあづみ病院 リハビリテーション科
榊原侑希
北アルプス医療センターあづみ病院 リハビリテーション科
中村恒一
北アルプス医療センターあづみ病院 整形外科
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| タイトル |
デュピュイトラン拘縮に対するコラゲナーゼ注射療法後のハンドセラピィの治療成績 |
| 要約 |
当院でデュピュイトラン拘縮に対して,コラーゲン分解酵素(以下コラゲナーゼ)注射施行後,ハンドセラピィを行い,6か月以上の経過を追えた10例を対象とし,治療成績をまとめた.経過観察中に伸展角度の悪化を認め,手術に至った症例を2例認めたので,その特徴を報告する.結果,注射前伸展角度(TAE: total active extension)は平均-60.0±29.9度であった.6か月経過後のTAEは平均-21.5±18.9度であった.合併症は全例で腫脹を認め,皮膚裂傷が1例,血腫を6例に認めた.隣接指の索状物があった症例は6例であった.糖尿病が合併した症例は3例であった.今回,手術例はMeyerding分類がGrade3の基準である60度以上の屈曲拘縮があり,糖尿病を合併していた.また,注射後6か月以降から徐々に伸展角度が悪化していく傾向にあった.コラゲナーゼ注射を行う際には,ハンドセラピィ開始時点から長期的に伸展可動域を維持する必要性や,手術に至る恐れがあることを十分に説明する必要があると考えられた. |