| 発行年度 |
2019年度 |
| 巻名-号名 |
第 12 巻 - 3 号 |
| 筆頭著者 |
清永健治 医療法人社団友志会石橋総合病院 リハビリテーション科 |
| 共同著者 |
上條隆裕
医療法人社団友志会石橋総合病院 リハビリテーション科
萩原秀
医療法人社団友志会石橋総合病院 整形外科
安食孝士
医療法人社団友志会石橋総合病院 整形外科
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| タイトル |
手根管症候群患者におけるSWTと痺れの経時的変化と関連について |
| 要約 |
手根管症候群(以下,CTS)におけるSWTの有用性については諸家より報告されているが,症状の訴えで最も多い「痺れ」は,医療者側の裁量によって重症度に置き換えることが多い.そのため,その経過の詳細や他の客観的評価との関連性についての報告は無く,特に,CTSの症状を定量的に示すSWTとの間にどのような関連があるのか明らかではない.そこで今回我々はCTS患者の痺れをVisual Analogue Scale(以下,VAS)を用いて定量化し,鏡視下手根管開放術前後において,SWTと痺れをスコア化することによって,それぞれの経時的変化および両者の関連を調査した.結果,SWTスコア,痺れスコア共に術後にて術前より有意な改善を示し,両スコアは術後1週,4週,12週にて相関が見られた.痺れは末梢神経由来の症状だけでなく,患者ごとの主観や心理状態,神経感作など中枢神経系の影響を受ける可能性がある.本研究の結果より,SWTと痺れを同時に評価する事は,末梢神経回復の把握だけでなく,中枢神経系やADLの改善の程度を推測出来る可能性があり,CTSの病態理解を深めていく事に繋がるのではないかと考えられた. |