| 発行年度 |
2019年度 |
| 巻名-号名 |
第 12 巻 - 5 号 |
| 筆頭著者 |
伊関浩克 金沢医科大学病院医療技術部心身機能回復技術部門 リハチーム |
| 共同著者 |
入江啓輔
京都大学大学院医学研究科 人間健康科学系専攻
岡本聡美
金沢医科大学病院医療技術部心身機能回復技術部門 リハチーム
西村誠次
金沢大学大学院医薬保健研究域保健学系
神戸晃男
金沢医科大学病院医療技術部心身機能回復技術部門 リハチーム
中川敬夫
金沢医科大学医学部 リハビリテーション医学講座
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| タイトル |
手の寒冷療法が痛み刺激時の脳活動へ与える影響 |
| 要約 |
寒冷療法により神経伝導速度や血液の循環速度などが低下し,疼痛閾値が上昇することが知られている.脳波検査はα波やβ波など周波数帯域が脳活動を反映するとされるが,寒冷療法による脳活動への影響に関する報告は少ない.本研究では手の寒冷療法が痛み刺激時の脳波帯域割合へ与える影響を検討した.実験は健常成人15名を対象とし,寒冷療法直前,直後,20分後の3条件にて痛み刺激を行った.評価指標はVAS,脳波帯域割合(α1,α2,β1,β2)とした.脳波電極は国際10-20法に基づきCZ,C3,C4に配置した.α1は直前と比較し20分後で有意に上昇した(p<0.05).VASは直後のみで有意に低下した(p<0.05). 20分後でα1帯域が上昇したことは,脳活動が低い状態,つまり痛みが感じにくい状態を反映したと考えられる.寒冷療法は,これまで直後のみ末梢神経へ影響するとの報告が多いが,脳活動においては20分後も持続的に影響している可能性が示唆された. |