| 発行年度 |
2019年度 |
| 巻名-号名 |
第 12 巻 - 5 号 |
| 筆頭著者 |
大野博子 日本医科大学武蔵小杉病院 リハビリテーション室 |
| 共同著者 |
友利裕二
日本医科大学武蔵小杉病院 整形外科
丸山雄二
日本医科大学武蔵小杉病院 心臓血管外科
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| タイトル |
開胸術後に生じた腕神経叢麻痺の臨床像と予防に向けたアプローチ |
| 要約 |
胸部外科の開胸術後の合併症として腕神経叢麻痺が挙げられる.こうした麻痺の要因には,第一肋骨の変位,術中体位,動脈カテーテルによる神経損傷,循環不全,神経絞扼部での神経圧迫等が報告されている.今回開胸術後の腕神経叢麻痺症例のOT評価と術式・体位からその要因を分析し,予防対策を検討・実施した.本症例においては術中体位による要因が大きく関与していると考え,OTでは手術時立会いの下,体位の検討・設定を実施した.また関連職種への腕神経叢麻痺に対する知識定着のため,症例の評価結果のフィードバックを行った.以上の取り組みから開胸術後の腕神経叢麻痺の発生率の低下が図れた.ハンドセラピィの視点に基づいた神経評価と,病態に基づいた予防対策の徹底は,開胸術後の腕神経叢麻痺を予防する上で重要であると考える. |