| 発行年度 |
2019年度 |
| 巻名-号名 |
第 12 巻 - 5 号 |
| 筆頭著者 |
蓬莱谷耕士 社会医療法人仙養会北摂総合病院 リハビリテーション科 |
| 共同著者 |
小栗山絵美
社会医療法人仙養会北摂総合病院 リハビリテーション科
遠近太郎
社会医療法人仙養会北摂総合病院 リハビリテーション科
田村裕子
大阪医科大学附属病院 リハビリテーション科
大島正義
大島整形外科
植田直樹
社会医療法人仙養会北摂総合病院 整形外科・手外科センター
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| タイトル |
小指運動時における固有小指伸筋腱の滑走の検討―超音波診断装置を用いて― |
| 要約 |
MP関節近傍の第5中手骨骨折におけるMP関節伸展位拘縮に固有小指伸筋(EDM)腱の短軸方向の腱滑走が影響していると仮説を立て,小指運動時のEDM腱の短軸方向の腱滑走を観察することを目的を本研究の目的とした.対象は12名20手とし,超音波診断装置を用いてEDM腱の短軸像を描出した.手指伸展位,MP関節のみ屈曲位,手指屈曲位の3肢位について,中手骨背側骨隆起からEDM腱までの距離を計測した.それぞれの肢位間の変化量を算出した.その結果,小指運動に伴ってEDM腱は掌尺側方向に腱滑走した.その変化量は,伸展から手指屈曲時に最も大きく滑走していた.仮説の通り,小指に関節拘縮が発生しやすい理由のひとつにEDM腱の短軸方向の滑走が影響している可能性が示唆された.ナックルキャスト法はEDM腱の滑走の観点からも理にかなった方法であり,強固な内固定ができた症例であっても,スプリントでの固定が良好な結果につながると考えられた. |