| 発行年度 |
2019年度 |
| 巻名-号名 |
第 12 巻 - 5 号 |
| 筆頭著者 |
西村信哉 弘前大学医学部附属病院リハビリテーション部 |
| 共同著者 |
伊藤由樹
弘前大学医学部附属病院リハビリテーション部
上里涼子
弘前大学大学院整形外科学講座
三浦和知
弘前大学大学院リハビリテーション医学講座
津田英一
弘前大学大学院リハビリテーション医学講座
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| タイトル |
複数のスプリントが有用であった電撃症の一例 |
| 要約 |
電撃症は高圧電流が流れることによる損傷である.今回,複数のスプリントが有用であった電撃症の症例を経験したので報告する.症例は30歳代男性,4万ボルトの交流高圧電流に感電し受傷し,同日デブリードマンを施行,その後,複数回のデブリードマンを施行後に植皮術を施行された.植皮後1週間は良肢位でのスプリント固定を行い,環・小指PIP関節固定スプリント等複数のスプリントを使用し,ハンドセラピィを実施した.術後1年で母指・示指・中指でのピンチ動作は可能であり,握力は30.0㎏(健側46.0㎏)であった.電撃症は患肢切断に至ることも多く,患肢温存となっても機能障害が残りやすいとされている.本症例は受傷早期よりMP関節伸展拘縮の予防やPIP関節屈曲拘縮,母指内転拘縮に留意をしてスプリントを作製したことが良好な成績につながったと考えられる. |