| 発行年度 |
2020年度 |
| 巻名-号名 |
第 13 巻 - 2 号 |
| 筆頭著者 |
中野行賢 国民健康保険能美市立病院 リハビリテーション科 |
| 共同著者 |
山田ともみ
国民健康保険能美市立病院 リハビリテーション科
橋本典之
国民健康保険能美市立病院 整形外科
長田龍介
新潟県厚生連糸魚川総合病院 整形外科
西村誠次
金沢大学 医薬保健研究域保健学系
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| タイトル |
示指Zone1深指屈筋腱損傷に対するハンドセラピィ経験-装具療法の工夫とエコー評価の利用により良好な治療成績を得た一症例- |
| 要約 |
国内では,屈筋腱損傷の後療法として3週間固定法とKleinert変法が多く用いられている.また,近年手外科領域におけるエコー評価の利用が普及している.今回,右示指Zone1深指屈筋腱損傷の症例の術後セラピィを経験した.腱縫合はKessler法を用いて行われ,コンプライアンスが良かったことなどからKleinert変法に準じたセラピィを行った.その上で装具療法に工夫を施し,エコー評価を用いて腱の状態を評価しながら慎重にセラピィを進めた.その結果,再断裂をきたすことなく良好な治療成績を得ることができた.装具療法では,固定肢位や装着期間の設定,自主訓練の指導を症例の病態に合わせて行ったことが良い結果に結びついたと考えられた.またエコー評価では,癒着や腱滑走の評価が治療を進める上で有用であった一方で,術後早期では導入し難いなどの課題が挙げられた. |