| 発行年度 |
2020年度 |
| 巻名-号名 |
第 13 巻 - 3 号 |
| 筆頭著者 |
藤井裕康 福山市民病院 医療技術部 リハビリテーション科 |
| 共同著者 |
坂本暁良
福山市民病院 医療技術部 リハビリテーション科
出羽来以
福山市民病院 医療技術部 リハビリテーション科
藤井俊宏
福山市民病院 診療部 リハビリテーション科
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| タイトル |
目標共有意思決定モデルによってゴルフ活動が再開できた創部感染を合併した手指多発骨折の1例 |
| 要約 |
目標設定の1つに,目標共有意思決定モデル(以下,SDM)がある.手外科領域でSDMを用いた報告は,筆者の渉猟しえた範囲ではなかった.そこで今回,創部感染を機に,SDMを用い,ゴルフが再開できた1症例の経過を報告する.50歳代男性,手指多発骨折を受傷し,腫脹と関節可動域制限を認めた.カナダ作業遂行測定(以下,COPM)ではゴルフが重要な作業であった.パターナリズムモデルで設定したプログラムで,総自動可動域(以下,TAM)改善を認めた.しかし,創部感染を発症した後,改善が乏しく,ゴルフ再開の可否について不安を訴えていた.そこで,SDMで症例と目標及び治療プログラムを設定した.その後,症例の自発的な治療参加が見られ,ゴルフの再開という目標を達成できた.SDMは不安が生じ,アドヒアランスの低下が懸念される手外科関連領域の患者の目標達成に有用である可能性がある. |