| 発行年度 |
2020年度 |
| 巻名-号名 |
第 13 巻 - 3 号 |
| 筆頭著者 |
村井貴 北アルプス医療センターあづみ病院 リハビリテーション科 |
| 共同著者 |
松本直也
北アルプス医療センターあづみ病院 リハビリテーション科
赤羽陽子
北アルプス医療センターあづみ病院 リハビリテーション科
宮澤諒
北アルプス医療センターあづみ病院 リハビリテーション科
中村恒一
北アルプス医療センターあづみ病院 整形外科
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| タイトル |
重度手根管症候群において短母指屈筋の萎縮の状態と手根管症候群質問表との関係について |
| 要約 |
重症手根管症候群(carpal tunnel syndrome:CTS)患者に対して,短母指屈筋(FPB)の萎縮の状態によって手根管症候群質問表(CTSI)に差があるのか比較した.対象はCTSの手術を施行された患者で,術前の母指球筋の複合活動電位(CMAP)が導出不可能な患者のうち,MRI撮影と患者立脚型評価であるCTSIの評価が可能であった患者48例を対象とした.MRIによるFPBの陰影で,尺骨神経支配の母指内転筋と比較してFPB同輝度群とFPB高輝度群の2群に分類し,2群間でCTSIの症状の重症度スコア(SS)と機能的状態のスケール(FS)を比較した.FPB同輝度群は38例,FPB高輝度群は10例であった.CTSI-SSはFPB同輝度群2.38±0.79点,FPB高輝度群2.00±0.54点であった.CTSI-FSはFPB同輝度群2.43±0.83点,FPB高輝度群2.84±1.17点であった.2群間でCTSI-SS得点ならびにCTSI-FSを比較した結果,共に有意差を認めなかった.重度CTS患者のFPBがMRIで母指内転筋と同輝度であった割合は79%であった.また,CTSI得点は,FPBの萎縮の状態によって有意差を認めなかった. |