| 発行年度 |
2020年度 |
| 巻名-号名 |
第 13 巻 - 4 号 |
| 筆頭著者 |
玉城雄大 社会医療法人寿量会熊本機能病院 総合リハビリテーション部作業療法課 |
| 共同著者 |
内野康一
社会医療法人寿量会熊本機能病院 総合リハビリテーション部作業療法課
原畑佑哉
社会医療法人寿量会熊本機能病院 総合リハビリテーション部作業療法課
新妻学
社会医療法人寿量会熊本機能病院 整形外科
中島英親
社会医療法人寿量会熊本機能病院 整形外科
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| タイトル |
有機溶剤による高圧注入損傷後に複数のスプリントが有効であった症例 |
| 要約 |
手における高圧注入損傷は骨圧で噴射される塗料や薬剤が創部より侵入することで起きる外傷であり,高度の機能障害を呈することもある.症例は30歳代男性で職業は造船業であり,仕事中に左手に握っていたホースが破裂し受傷した.受傷後に3回のデブリドマンと有茎鼡径皮弁(以下,皮弁)作成術を施行した.受傷後4日目よりハンドセラピィを開始し,予後予測を行い,複数のスプリントを用いながら段階的にハンドセラピィを行った.受傷4か月時点で握力は18.8㎏,ピンチ力で三指摘み4.3㎏,日常生活上での手の使用が行え,受傷約5か月後に現職復帰を達成した.本症例は早期よりアセスメントと予後予測を行い,炎症の遷延や創部下における癒着の進行,不良肢位での拘縮を予防すべく複数のスプリント療法を併用したことが,その後の機能改善と職場復帰に繋がったと考えられる. |