| 発行年度 |
2020年度 |
| 巻名-号名 |
第 13 巻 - 4 号 |
| 筆頭著者 |
飯塚照史 奈良学園大学保健医療学部 リハビリテーション学科 |
| 共同著者 |
岩月克之
名古屋大学大学院医学系研究科総合医学専攻運動・形態外科学講座 手の外科学
平田仁
名古屋大学大学院医学系研究科総合医学専攻運動・形態外科学講座 手の外科学
|
| タイトル |
橈骨遠位端骨折に対する掌側ロッキングプレート固定術後のリハビリテーションにおけるHand20と患者満足度の関連性 |
| 要約 |
橈骨遠位端骨折は,術後3か月程度の急峻な回復ののち,1年程度にわたる緩徐な回復を示す.ハンドセラピィにおいては当該期間内での回復促進が主たる目的であり,関節可動域や筋力,患者立脚型評価をアウトカムとしている.この際,改善量に比例して好成績と捉えることの出来る機能的因子とは対照的に,順序尺度を用いる患者立脚型評価の得点に対する解釈は困難である.そこで本研究ではハンドセラピィの効果を示す指標のひとつとして,Minimally Clinical Important Difference(臨床的に意味のある差)の算出方法を参照し,患者満足度を改善させるHand20得点の改善量について検討することを目的とした.結果,術後4週をベースラインとすると,手全体の機能に対する患者満足度を改善するHand20得点の改善量のカットオフ値は26点であり,効果判定指標として提案された.当該指標を用いたハンドセラピィにおける対応や技術開発に資することが期待される. |