| 発行年度 |
2021年度 |
| 巻名-号名 |
第 14 巻 - 2 号 |
| 筆頭著者 |
野島美希 社会医療法人財団大和会東大和病院 リハビリテーション科 |
| 共同著者 |
工藤文孝
社会医療法人財団大和会東大和病院 整形外科
髙山拓人
医療法人社団協友会笛吹中央病院 整形外科
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| タイトル |
患者立脚型評価からみた橈骨遠位端骨折における受傷側別術後成績の検討 |
| 要約 |
橈骨遠位端骨折は50歳代後半から発生率が上昇し,特に女性に多いとされている.掌側ロッキングプレートの普及により,術後早期の社会復帰が可能となっている.今回,家事や社会的活動に参加し,自立した生活をしている活動性の高い女性において,術後の治療経過の推移の特徴を調査し,受傷側の違いが,生活動作獲得状況に影響があるかを,ROM,握力,DASH,またDASHを独自に手関節,前腕機能の筋力,疼痛,利き手動作,ROMの4項目に再分類した質問項目を用いて検討した.受傷側にかかわらずROM,握力,DASHは,経時的に回復していた.術後1か月のDASH質問項目では,「利き手動作」で利き手受傷例が劣っていたが,最終的には大きな差は示されなかった.これは,単に握力,ROMの改善のみならず,術後不自由ながらも生活を行うために,各自の生活様式や状況に合わせた動作方法の変更・工夫,残された機能を生かした効率的な代償動作を選択,使用している可能性が示唆された. |