論文詳細

発行年度 2021年度
巻名-号名 第 14 巻 - 3 号
筆頭著者 長谷川夏美
荻窪病院 リハビリテーション室
共同著者 山中美季
荻窪病院 リハビリテーション室
田中芳美
荻窪病院 リハビリテーション室
斎藤和夫
東京家政大学健康科学部 リハビリテーション学科
岡崎真人
荻窪病院整形外科 手外科センター
タイトル 小児における陳旧性長母指屈筋腱損傷前後のハンドセラピィ-症例報告-
要約 小児の長母指屈筋(以下FPL)腱損傷は稀であり,術前後のハンドセラピィに関する報告はみられない.今回,陳旧性FPL腱断裂の小学生低学年の女児に対して,術後のハンドセラピィを経験したので報告する.術直後は手関節軽度掌屈位,母指軽度屈曲,対立位で固定した.術後3週からFPL腱減張位でスプリント装着し,術後3~4週で対立訓練,術後6週から積極的なFPL腱滑動練習,術後8週からブロッキング訓練を実施し,スプリントは外出時のみ装着とした.術後13週でスプリントを完全除去とした.術後6か月の評価では,ROMは,%Total active motion(以下%TAM)は健側と比較し100%と改善し,Kapandji test 10/10点,Quick DASH2.3点,握力は,75%,ピンチ力は57%に改善し,学校生活にも問題なく,女児,母ともに満足した.術前(術前日)評価を実施し,FPL縫合腱が成熟する術後8週までスプリントの管理や生活指導ができ,筋力訓練を漸増的に実施できたことにより,過度な運動がなく,再断裂せずに術後16週までに徐々に機能の獲得が図られたものと考える.
論文詳細は学会会員のみ閲覧可能です.会員の方はログインください.

 Please Wait ...