| 発行年度 |
2021年度 |
| 巻名-号名 |
第 14 巻 - 3 号 |
| 筆頭著者 |
坂本竜弥 愛野記念病院 手外科センター |
| 共同著者 |
田崎和幸
愛野記念病院 手外科センター
野中信宏
愛野記念病院 手外科センター
山田玄太
愛野記念病院 手外科センター
油井栄樹
愛野記念病院 手外科センター
林寛敏
愛野記念病院 手外科センター
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| タイトル |
母指CM関節症に対するThompson法例のピンチ力調査とMP関節への関連 |
| 要約 |
母指CM関節症に対するThompson法後のピンチ力の回復を調査するため,術後1年の経時的変化と,ピンチ力にMP関節可動域が影響しているかを検証した.対象は大菱形骨を全切除しThompson法を行った,母指CM関節症例16例19手である.調査項目は術前,術後3か月,6か月,1年のピンチ力(pulp pinch power:以下PPP,lateral pinch power:以下LPP),母指MP関節可動域とした.検証は1)ピンチ力の経時的変化の比較,2)ピンチ力と母指MP関節屈曲・伸展可動域の関連を調査した.結果,PPP,LPPともに術後1年で健側手同等に回復した.検証2)術前のPPP・LPPとMP関節屈曲可動域,術後6か月のLPPとMP関節屈曲可動域に相関を認めた.大菱形骨を全切除するThompson法は母指の骨性支持低下とMP関節過伸展変形を生じ,ピンチ力不足が生じると言われる.しかし今回,早期から後療法を開始し,特にMP関節の屈曲可動域が減少しなければ,健側手同等のピンチ力獲得が可能であった. |