| 発行年度 |
2021年度 |
| 巻名-号名 |
第 14 巻 - 3 号 |
| 筆頭著者 |
津川亮介 香川大学医学部附属病院 リハビリテーション部 |
| 共同著者 |
加地良雄
香川大学医学部 整形外科
山口幸之助
香川大学医学部 整形外科
瀬尾滉貴
香川大学医学部附属病院 リハビリテーション部
山本哲司
香川大学医学部 整形外科
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| タイトル |
肘部管症候群におけるNerve Gliding Exerciseに関する予備研究―尺骨神経の滑走距離についての報告― |
| 要約 |
Nerve Gliding Exercise(以下,NGE)は,肘部管症候群(以下,CuTS)において保存療法として有用性が報告されているが,術後のCuTS患者における尺骨神経の滑走状況が調査された報告はない.今回,CuTS患者に対して直視下にて尺骨神経の滑走距離を確認し,術後のNGEの適応に関して報告する.対象は当院にて尺骨神経前方移動術を施行された患者2名.方法は上腕骨内側上顆及び尺骨神経に基準となる点をマーキングし,NGEにおける尺骨神経の滑走距離を測定した.結果は2症例ともに前方移動術前では手関節運動と比較して肘関節運動において大きな神経滑走が確認された.一方,尺骨神経前方移動後では,尺骨神経が位置変化したことで,肘関節運動時の滑走距離は減少した.これにより,保存療法でのNGEと尺骨神経前方移動術後のNGEでは,神経走行の特性上,滑走距離は異なることが確認された. |