| 要約 |
手根管症候群(以下,CTS)を夜間のみ固定した群(固定群)8例11手,夜間固定およびセラピイを施行した群(セラピイ群)8例11手に分けて,初診時と3か月後の握力,つまみ力,しびれと痛み,短母指外転筋の終末潜時,DASH,CTSI-JSSHについて,肘部管症候群(以下,CubTS)7例7肘では,初診時と3か月後の握力,つまみ力,しびれ,DASHについて検討した.CTSの固定群ではしびれが,セラピイ群ではしびれとCTSI-SS,DASHが有意に改善し,CubTSではしびれとDASHが有意に改善した.CTSの固定群よりセラピイ群でより改善が得られたのは,夜間固定効果に加え神経および周囲組織の可動性の改善によるものと考える.CubTSでは3か月という短期間で症状の改善を認め,絞扼部と効果器との距離から神経内外の血流改善によるものであると考える. |