| 要約 |
スプリントはハンドセラピィにおける有効な治療技術の一つである.スプリントの利点は,既製品の装具や義肢装具士の作製する装具と比較し,簡易的に,短時間で,安価に作製できること.また対象者の手に併せて,作製と調整が迅速に行えることである.臨床で効果的にスプリントを用いる為には,運動学,解剖学,生理学に基づいた機能評価に則して,作製するスプリントの目的,形状や固定部位,範囲などを決定して導入すること.対象者の生活環境や手の使い方を理解し,生活に寄り添ったスプリントや装着スケジュールを検討することが重要である.そのためセラピストは,美しく,効率的に作製できるように継続して技術や知識を高めるとともに,対象者のニーズを細やかに聴取する事が大切であると考える.本稿ではスプリントを効率的に作製,導入するポイントについて報告する. |