| 発行年度 |
2022年度 |
| 巻名-号名 |
第 15 巻 - 2 号 |
| 筆頭著者 |
梶颯斗 JA北海道厚生連帯広厚生病院 医療技術部 作業療法技術科 |
| 共同著者 |
大本慎也
JA北海道厚生連帯広厚生病院 医療技術部 作業療法技術科
小石永
JA北海道厚生連帯広厚生病院 医療技術部 作業療法技術科
本宮真
JA北海道厚生連帯広厚生病院 整形外科 手外科センター
岩渕達也
JA北海道厚生連帯広厚生病院 医療技術部 理学療法技術科
安井啓悟
JA北海道厚生連帯広厚生病院 整形外科
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| タイトル |
両側指動脈損傷を伴った手指屈筋腱ZoneⅡ損傷に対して血行に配慮して早期リハビリテーションを行った1例 |
| 要約 |
手指屈筋腱修復術後の後療法は,強固な腱縫合に伴い早期運動療法が可能になり良好な治療成績が報告されている.しかし,血行再建例においては血行温存が優先されるため,安静期間の必要性から固定法が選択されることが多い.今回,40歳代,男性の両側指動脈損傷を伴う中指屈筋腱ZoneⅡ損傷例に対して,血行再建および屈筋腱修復後にパルスオキシメーターにより血流モニタリングをしながら早期運動療法を行った1例を経験した.術中に血行障害を生じない屈曲可動域を確認し,術後早期は屈曲を装具にて制限しながらKleinert変法による後療法を行った.リハビリ時に薄いテープ状のプローブを中指先端に装着し,SpO2値を確認しながらリハビリ強度の調整を行った.SpO2の変動幅が減少した術後1週より可動域制限を徐々に解除することで血行トラブルを生じることなく,%TAM99%と良好な可動域が得られた.血流をモニタリングしながらの早期運動療法は,有用な選択肢の1つと考える. |