| 発行年度 |
2022年度 |
| 巻名-号名 |
第 15 巻 - 2 号 |
| 筆頭著者 |
岸本進太郎 社会医療法人玄真堂かわしまクリニック リハビリテーション科 |
| 共同著者 |
古江幸博
社会医療法人玄真堂川嶌整形外科病院 整形外科
後藤剛
社会医療法人玄真堂川嶌整形外科病院 整形外科
川嶌眞之
社会医療法人玄真堂川嶌整形外科病院 整形外科
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| タイトル |
手指伸筋腱ZoneⅤ,Ⅵ断裂縫合術後のIP関節をフリーとしたスプリント療法 |
| 要約 |
本調査の目的は,手指伸筋腱ZoneⅤ,Ⅵ断裂縫合術後に従来実施してきた固定法と,IP関節を自由に動かせるようにした掌側ブロッキングスプリントを用いたセラピィの治療成績を検討することである.対象は,2017年から2021年までの期間に完全断裂にて端々縫合術を施行した14例14指(男性8例,女性6例)とした.方法は,固定法で治療した従来群と,掌側ブロッキングスプリントを用いて治療したIPフリー群で,術後3か月の手指自動関節可動域,%TAM,Buck-Gramcko法による評価を後ろ向きに調査し比較した.結果は,Buck-Gramcko法による評価は全例excellentであり,IPフリー群と従来群の比較では,MP関節屈曲可動域(IPフリー群:80.4±9.5度,従来群:64.8±6.1度)と%TAM(IPフリー群:90.0±7.9%,従来群:82.9±4.1%)で有意な差が認められた.本調査から,IP関節を自由にした掌側ブロッキングスプリントを用いたセラピィは,簡便かつ安全で有効な治療であることが示唆された. |