| 発行年度 |
2016年度 |
| 巻名-号名 |
第 9 巻 - 2 号 |
| 筆頭著者 |
椙田芳徳 山口県済生会下関総合病院 リハビリテーション科 |
| 共同著者 |
安部幸雄
山口県済生会下関総合病院 整形外科
藤井賢三
山口県済生会下関総合病院 整形外科
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| タイトル |
三角線維軟骨複合体合併損傷に対する鏡視下手術の中期成績 |
| 要約 |
三角線維軟骨複合体(TFCC)損傷は様々な部位で断裂を認め,外傷性断裂を2ケ所に認める合併損傷も確認されている.本報告ではTFCCの合併損傷に対する鏡視下手術のリハビリテーションの手法と中期成績を報告する.対象はTFCC合併損傷と診断され鏡視下手術が行われた3例3手,男性2例,女性1例,損傷側は右2手,左1手,手術時年齢は23.7才,受傷から手術までの期間は3.7ヶ月である.治療は実質部損傷に対しては鏡視下掻爬術,周辺部損傷には鏡視下縫合術が行われた.術後はcast固定となり,術後4週より,手関節装具とし,前腕を含む関節可動域訓練を開始する.術後6週までは可動域に制限を設け,以降は関節可動域を拡大し,筋力増強訓練を追加する.Mayo Wrist Scoreは術前70点から,術後6ヶ月にて86.7点と改善を認めた.疼痛は1例に認め,長期観察でも遺残した.TFCC合併損傷に対する鏡視下手術では,十分な改善が得られない事も念頭に置き,固定方法や負荷の調整など対策を講じておく必要かおることと,長期の経過観察が必要である. |