| 要約 |
手指屈筋腱損傷後のハンドセラピィの歴史は長く,固定法から早期運動療法までこれまでいくつもの訓練方法が報告されてきた.近年では早期運動療法が一般的となっているが,中でも早期自動屈曲・自動伸展運動(early active motion,以下EAM)の報告が増えつつある.しかし,EAMの用い方については多様であり,治療効果については未だコンセンサスが得られていない.ハンドセラピィの治療目標は,強固な腱縫合法のもと再断裂リスク・癒着軽減の両立を図り最大限の機能を発揮することである.さらに,PIP関節の屈曲拘縮予防は重要なポイントである.本稿では,当院におけるEAMや関節拘縮予防の取り組みについて紹介する. |