| 発行年度 |
2023年度 |
| 巻名-号名 |
第 16 巻 - 2 号 |
| 筆頭著者 |
岸本進太郎 社会医療法人玄真堂かわしまクリニック リハビリテーション科 |
| 共同著者 |
井原拓哉
東京医科歯科大学大学院 医歯学総合研究科運動器機能形態学講座
辛嶋良介
社会医療法人玄真堂かわしまクリニック リハビリテーション科
古江幸博
社会医療法人玄真堂川嶌整形外科病院 整形外科
後藤剛
社会医療法人玄真堂川嶌整形外科病院 整形外科
川嶌眞之
社会医療法人玄真堂川嶌整形外科病院 整形外科
|
| タイトル |
ステアリング操作に必要な肘・前腕の関節可動域の推定 |
| 要約 |
本研究の目的は,健常者を対象にステアリング操作に必要な肘関節および前腕の関節可動域を検証することである.被験者は,有効な運転免許証を所持した健常成人11名とした.方法は,ドライビングシミュレータを利用した模擬走行を実施し,試行中の両上肢の動作解析には4 台の慣性センサを使用した.ステアリング操作中の時系列データは,単関節角度計測アプリを用いて取得し,全走行中と右折,左折場面の最大角度を抽出した.最大角度の結果は,全走行中では左右上肢で有意な差は認めず,肘関節は,屈曲57.4°から83.8°,前腕は回内9.2°から57.0°に達していた.右折,左折場面では肘関節は屈曲54.2°から94.0°,前腕は回内1.5°から85.7°に達し,進行方向で左右の回内角度に有意な差を認めた.右折では右前腕回内角度(48.7°)に比べ,左前腕回内角度(69.9°)が大きく,左折では左前腕回内角度(53.1°)に比べ,右前腕回内角度(85.7°)が大きかった.本研究の結果,ステアリング操作では肘関節伸展,前腕回外運動の要素は低く,特に進行方向に対して対側の前腕回内運動が重要であることが示唆された. |