| 要約 |
【はじめに】当院では2001年以来,手根管症候群の保存療法としてスプリントを中心に治療を行ってきた.今回は,その治療成績について初診時の症状を10点,症状が消失したものを0点とする10~0点の11ポイント数値評価スケールを用い,より詳細に検討した.【対象】34例44手,男性4例5手,女性30例39手,平均63.2歳であった.罹患側は右23手,左21手で10例は両側例であり,罹病期間は平均1年5か月であった.【方法】初診時,スプリント装着2週後,1か月後,3か月後に,しびれと夜間痛を評価し,その点数を反復測定の分散分析でBonferroniの多重比較法を用い検討した.なお,5%未満を有意差ありとした.【結果】スプリント装着後2週でしびれは5.0点,夜間痛は2.1点となり(p<0.05),比較的早期にスプリント療法の効果が得られることが分かった. |