論文詳細

発行年度 2023年度
巻名-号名 第 16 巻 - 3 号
筆頭著者 坂幸太郎
埼玉慈恵病院 リハビリテーション科
共同著者 阿部幸一郎
東京手の外科・スポーツ医学研究所
野口雅洋
東京手の外科・スポーツ医学研究所
福本恵三
埼玉慈恵病院 埼玉手外科マイクロサージャリー研究所
小平聡
埼玉慈恵病院 埼玉手外科マイクロサージャリー研究所
新井智之
埼玉医科大学保健医療学部 理学療法学科
タイトル 片側性指神経損傷に対するSemmes-Weinstein monofilament Testの有用性と神経断裂に関連する要因
要約 片側性指神経損傷に対しては確実な診断が困難と言われており,指腹部の重複神経や固有指神経間に交通枝が影響していると考える.そのため,従来のSemmes-Weinstein monofilament Test(以下,SWT)のマッピングでは1指節の区画が広いことから,重複神経や交通枝の影響によりフィラメントの刺激に対する応答において誤判断する可能性がある.筆者らは,1指節を18区画に区分した方法で術前SWTを実施し,本法の神経断裂の有無を判定する評価としての有用性,また神経断裂と関連する要因について検討を行った.調査の結果,本法の感度は91%,特異度は56%,陽性的中率は93%,陰性的中率は53%であった.また多重ロジスティック回帰分析の結果から,受傷機転と受傷からSWT実施までの期間が有意な変数として採択された.本法は神経断裂の有無を判定する評価として有用な可能性があることを示唆した.そして,受傷機転における鋭的損傷が神経断裂の可能性を高めること,受傷後より早期にSWTを実施することが重要であると考える.
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