| 発行年度 |
2023年度 |
| 巻名-号名 |
第 16 巻 - 3 号 |
| 筆頭著者 |
川原真友美 黒部市民病院 リハビリテーション科 |
| 共同著者 |
頭川峰志
富山大学医学部 整形外科
永原詩乃
富山大学附属病院 リハビリテーション部
堀裕介
富山大学附属病院 リハビリテーション部
長田龍介
糸魚川総合病院 整形外科
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| タイトル |
伸筋腱皮下断裂の術後成績に対する認知機能障害の影響 |
| 要約 |
関節リウマチ,変形性手関節症の手関節病変による伸筋腱皮下断裂の術後成績は概ね良好であるが,伸展不全や屈曲制限など一部改善を示さない症例がある.先行研究では年齢が上がるにつれ,術後可動域が低下することが報告されており,著者らは高齢になるほど後療法の理解力の低下や腱移行術後の脳の機能転換に難渋することが一因と考えた.平均年齢74.9歳の伸筋腱再建術21例に対して,作業療法開始前のHDS-R・MMSEを測定し,認知機能と術後成績との相関を調査した.結果としてHDS-R,MMSEと最終時のMP関節伸展不足角度,MP関節屈曲角度,total active motionとの間に相関は認めず,MMSE28点以上(認知症なし群)13例,MMSE27点以下(認知症あり群)8例の二群間に有意差は認めなかった.認知機能の低下があっても,シンプルな後療法を行い工夫する事で再建術や後療法の適応があると示唆された. |