論文詳細

発行年度 2016年度
巻名-号名 第 9 巻 - 1 号
筆頭著者 山田玄太
愛野記念病院 手外科センター
共同著者 田崎和幸
愛野記念病院 手外科センター
野中信宏
愛野記念病院 手外科センター
坂本竜弥
愛野記念病院 手外科センター
油井栄樹
愛野記念病院 手外科センター
林寛敏
愛野記念病院 手外科センター
タイトル 腱性マレット指に発生するPIP関節伸展拘縮とDIP関節可動域の関係について
要約 腱性マレット指は,良好な成績を得にくい疾患でありその原因は様々である.筆者らは,その原因の一つとして稀に発生するPIP関節の伸展拘縮かDIP関節可動域に影響を与えているのではないかと考えた.今回は, PIP関節伸展拘縮かDIP関節可動域の低下に繋がるかを調査したので報告する.対象は,12週以上経過が追えた36例37指とし,固定開始8週経過時のPIP関節伸展拘縮の「有り・無し」にて対象指を2群に分け,固定開始12週経過時のDIP関節可動域で2群間の比較・検討を行った.結果, DIP関節屈曲可動域が拘縮群は37.6度,非拘縮群は58.5度, DIP関節伸展可動域が拘縮群は-16.9度,非拘縮群は-7.5度で屈曲伸展可動域ともに両群間で有意に差がみられた.よってPIP関節伸展拘縮を呈することでDIP関節可動域が低下する結果となった. PIP関節の伸展拘縮は,側索の滑走障害を招きDIP関節可動域の低下に繋がるため,固定期間中のPIP関節屈曲運動が必要だと考えられた.
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