論文詳細

発行年度 2016年度
巻名-号名 第 9 巻 - 1 号
筆頭著者 端野加織
奈良西部病院 リハビリテーション科(前 行岡病院作業療法科)
共同著者 中西なつ代
行岡病院 作業療法科
岩槻厚
ゆきおか訪問看護ステーション
有光小百合
行岡病院 手の外科センター
正富隆
行岡病院 手の外科センター
タイトル 橈骨遠位端骨折後の前腕回旋制限に対する当院考案の小型スプリント使用経験
要約 前腕の回旋制限は主に外傷後に生じやすく,主な制限因子として,骨性以外に遠位橈尺靭帯や関節包,骨間膜,筋の短縮などが考えられる.本研究では,我々が考案した前腕回旋制限の改善を目的とした小型スプリントを橈骨遠位端骨折後の患者に使用し,その有効性を検討した.早期回復群をⅠ群,OT開始後約1か月の時点で回内または回外が60°未満の回復不良群をⅡ群とし,スプリント使用の有無と導入時期,またOT開始後1か月と終了時の客観的評価と患者立脚型評価について調査した.スプリントはⅡ群で全例使用しており,導入時期はOT開始後平均1.1か月,終了時には客観的評価や患者立脚型評価においてⅡ群はⅠ群と同等まで改善していた.本スプリントは,小型・軽量のため頻回な通院が困難な場合でも自宅や職場など自己訓練で使用しやすく,橈骨遠位端骨折後に前腕回旋制限が残存している症例に対しても有効な治療手段の一つと考える.
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