| 発行年度 |
2016年度 |
| 巻名-号名 |
第 9 巻 - 3 号 |
| 筆頭著者 |
谷口しのぶ 愛知県厚生農業協同組合連合会 安城更生病院 |
| 共同著者 |
壁谷恵理
愛知県厚生農業協同組合連合会 安城更生病院
青木みのり
愛知県厚生農業協同組合連合会 安城更生病院
平田久実
愛知県厚生農業協同組合連合会 安城更生病院
田中健司
愛知県厚生農業協同組合連合会 安城更生病院
大山峰生
新潟医療福祉大学
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| タイトル |
手指伸筋腱皮下断裂術後の中長期成績に影響を及ぼす因子の検討 |
| 要約 |
【はじめに】手指伸筋腱皮下断裂術後の中長期成績や予後因子に関しては明らかになっていない.本研究では,中長期成績に影響を及ぼす因子を検討し,セラピィ最終時と中長期成績を比較検討した.【対象・方法】対象は, 2011年~2014年に術後早期運動療法を施行し追跡可能であった18例37指(RA:12例25指,HOA:6例12指),方法は,MP関節伸展制限と屈曲制限に影響を及ぼす因子を重回帰分析で検討,またセラピィ最終時と追跡時のMP関節可動域を比較検討した.【結果】影響因子として,伸展制限は初期伸展可動域と追跡時屈曲可動域が,屈曲制限は年齢と追跡時伸展可動域が抽出された.また比較では屈曲制限悪化を6例7指に認めた.【考察】中長期にMP関節伸展不良な例は初期から伸展不良,屈曲良好であり,逆に初期から伸展良好な例は中長期的に屈曲不良である関係が示された.対象は早期運動療法施行例であり縫合郤の癒着は少ないことから判断すると,術中に決められた筋腱の長さや緊張,筋の収縮距離は中長期的には変化せず,永続的に影響していることを示唆していた.また比較からは腱縫合時の筋腱の緊張が影響し,その緊張は術者個々の選択で異なるという要因が大きいと考えた. |