| 発行年度 |
2017年度 |
| 巻名-号名 |
第 10 巻 - 1 号 |
| 筆頭著者 |
大橋有香 湘南鎌倉総合病院 湘南外傷センター |
| 共同著者 |
池嶋孝二
湘南鎌倉総合病院 湘南外傷センター
桂川泰明
湘南鎌倉総合病院 湘南外傷センター
伊地知紀乃
湘南鎌倉総合病院 湘南外傷センター
土田芳彦
湘南鎌倉総合病院 湘南外傷センター
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| タイトル |
当院における高齢者の橈骨遠位端骨折後のハンドセラピィ成績とHand20からみえたADLの傾向と課題 |
| 要約 |
2013年8月から2014年9月の間に当院外傷センターで治療した,橈骨遠位端骨折後の65歳以上の高齢者41例を前期高齢者群26例,後期高齢者群15例に分け,治療成績は年齢層による違いがあるかを調査した.さらに,高齢の橈骨遠位端骨折患者が困難さを感じるADLを見出すことを目的とした.ハンドセラピィ終了時評価はVAS,手関節と前腕の自動関節可動域,Hand20を用いた.特にHand20は項目別得点より両群の分布を調査した.結果,両群のセラピィ実施期間と実施回数,治療成績に有意差はなかった.そして,両群のHand20項目別得点の比較では「19.わるいほうの手はどの程度痛い」という項目のみが有意であった.Hand20項目別得点の群内比較では,両群とも「頭上の棚に両手で重いカバンをのせる」と「力仕事を精一杯できる」という項目との組み合わせで有意差はなかった.このため,高齢者は力仕事よりも疼痛を問題と捉えた可能性が示唆された.よって,65歳以上の橈骨遠位端骨折患者に対し,疼痛を詳細に評価する必要がある. |