| 要約 |
橈骨遠位端骨折に対する掌側ロッキングプレート(以下,VLP)術後のulnar variance(以下,UV)矯正損失量が1㎜以上(a群)と1㎜未満(b群)の2群間において,VLPの設置位置とUV矯正損失の関連性についてX線評価とCT評価を比較検討した.X線によるプレート設置位置(c)および(d),CTによるプレート設置位置(C)および(D)とした.(c)は前額面において遠位尺側スクリューから橈骨関節面までの最短距離,(d)は遠位尺側スクリューから尺骨切痕までの最短距離,(C)は矢状面において遠位尺側スクリューから橈骨関節面までの最短距離,(D)は水平面において遠位尺側スクリューから尺骨切痕までの最短距離と定義した.(d),(D)に有意差を認めた(p<0.05).8例と症例数は少ないがa群の方が橈側に寄っていた.CTの結果よりa群の方がより遠位設置だったにも関わらず矯正損失が見られた事から尺側設置の重要性が示唆された. |