| 発行年度 |
2017年度 |
| 巻名-号名 |
第 10 巻 - 1 号 |
| 筆頭著者 |
油井栄樹 愛野記念病院 手外科センター |
| 共同著者 |
田崎和幸
愛野記念病院 手外科センター
野中信宏
愛野記念病院 手外科センター
山田玄太
愛野記念病院 手外科センター
坂本竜弥
愛野記念病院 手外科センター
林寛敏
愛野記念病院 手外科センター
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| タイトル |
木森変法による母指対立再建術後の早期運動療法とその治療成績 |
| 要約 |
【目的】重度手根管症候群例に対する,木森らが報告した木森法を参考とした母指対立再建術(以下木森変法)後の早期運動療法とその治療成績について報告する.【対象と方法】木森変法を施行し経過観察可能であった6例6手を対象とし,母指掌側外転可動域,kapandjiテスト,指腹つまみ力,母指自動屈曲伸展可動域を各項目術前後で調査した.【早期運動療法】術後3週間は主に,1.母指自他動屈曲運動,2.母指自動介助対立運動,3.母指の軽い自他動伸展運動を行い,母指の伸筋腱癒着および伸展拘縮,移行腱の癒着の予防に努めた.【結果】良好な母指対立機能を獲得し,母指の拘縮はなかった.【考察】木森法や木森変法では腱縫合部を手関節近位部とし,母指屈曲運動時に腱縫合部の破断力がほとんど生じないと考えられ,腱縫合部動態観察にて腱縫合部の滑走はほとんど認めなかった.木森変法術後の早期運動療法は,母指屈曲運動を安全に行え,母指の拘縮をほとんど発生させずに良好な母指対立機能が獲得できる有用な方法と考えられた. |