| 要約 |
養成校作業療法学生の臨床実習後におけるハンドセラピィに対する認識を検討するために,A大学作業療法特論(ハンドセラピィ)を選択した学生を対象として,提出レポートを用いた検討を行った.テキストマイニング手法により抽出された10コードを用いて主成分分析を行ったところ4つの成分に縮約された.また,主題分析による質的検討を踏まえると,学生はハンドセラピィを作業療法の一分野として認知はしているものの,その対象範囲は生活や作業と対極し,かつ作業療法士とは一線を画するものであるとの認識であることが示唆された.この要因として作業療法の定義と実践との乖離に対するジレンマの存在が推察され,卒前あるいは卒後教育にあってはハンドセラピィの定義と専門性,意義につき各分野との関連を念頭においた教示の必要性が示唆された. |