論文詳細

発行年度 2017年度
巻名-号名 第 10 巻 - 2 号
筆頭著者 武藤光弘
医療法人三仁会 あさひ病院
共同著者 川本友也
医療法人三仁会 あさひ病院
山中拓也
医療法人三仁会 あさひ病院
北嶋翔
医療法人三仁会 あさひ病院
近藤拓也
医療法人三仁会 春日井整形外科
堀井恵美子
名古屋第一赤十字病院
タイトル 既術性母指多指症症例における腱剥離術後セラピィの経験-術後2年間の変化-
要約 母指多指症は手の先天異常では発症率の高い疾患でありIP関節伸展拘縮がある場合もあるが,日常生活上の障害の訴えは少ないと言われている.しかし今回,機能面の向上を希望し腱剥離術を施行したIP関節伸展拘縮がある既術性母指多指症症例にて,術後に継時的な変化が確認できたため報告する.症例は12歳の右利きの男性で,右母指多指症に対し生後9ヶ月で右母指形成術を施行していた.12歳時に手指のつまみ機能の改善を希望し腱剥離術を施行した.術後8週間の作業療法では腱滑走の改善を目的に装具を用い,FPLを用いたつまみを意識させた.その結果,終了時と比較して術後2年時では筋力が顕著に改善し,その変化に合わせてHand20も向上していた.そのため本症例ではFPLの筋力がADL上の使いやすさの向上に寄与しており,作業療法にてFPLの機能性の改善を図ったことが効果的であった.
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