| 発行年度 |
2017年度 |
| 巻名-号名 |
第 10 巻 - 2 号 |
| 筆頭著者 |
椙田芳徳 山口県済生会下関総合病院 リハビリテーション科 |
| 共同著者 |
安部幸雄
山口県済生会下関総合病院 整形外科
藤井賢三
山口県済生会下関総合病院 整形外科
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| タイトル |
橈骨遠位端骨折に合併した三角線維軟骨複合体周辺部損傷の一期的修復に対するリハビリテーションの小経験 |
| 要約 |
橈骨遠位端骨折に合併するTFCC周辺部損傷の一期的修復に対するリハビリテーションの実際ならびに臨床成績,再鏡視所見を報告する.対象は3例3手である.内訳は,性別は男性3例,損傷側は左3手,手術時年齢は平均31歳,骨折型はAO分類にてC1:3例,TFCC損傷は尺骨小窩剥離断裂2例,尺骨茎状突起剥離断裂1例である.Cast固定ののち術後4週より前腕を含む手関節の関節可動域訓練ならびに軽作業を開始する.可動域訓練では橈骨尺骨の遠位を圧迫しながら運動を行い,なおかつ可動範囲に制限を設ける.術後6週より可動域を拡大し,同時期より装具装着下に筋力増強訓練を追加,術後3ヶ月より装具を除去し重作業を許可した.術後6ヶ月にて臨床成績の平均は,MWSは88.3点(85~90),握力は平均38.4㎏(対側比84.3%),疼痛は1例のみ重作業で認めVASにて10/100,DASHは1.43点(0~3.45)であった.抜釘とともに関節鏡による再鏡視が行われ,全例でTFCCの修復は良好に治癒していた. |