| 発行年度 |
2017年度 |
| 巻名-号名 |
第 10 巻 - 2 号 |
| 筆頭著者 |
入江啓輔 金沢医科大学病院 リハビリテーションセンター |
| 共同著者 |
伊関 浩克
金沢医科大学病院 リハビリテーションセンター
岡本聡美
金沢医科大学病院 リハビリテーションセンター
岡本一宏
金沢医科大学病院 リハビリテーションセンター
西村誠次
金沢大学 医薬保健研究域保健学系
影近謙治
金沢医科大学医学部 リハビリテーション医学講座
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| タイトル |
修正簡易上肢機能検査の信頼性および妥当性の検討-臨床応用に向けた基礎的検討の試み- |
| 要約 |
簡易上肢機能検査(STEF)は本邦で最も広く用いられているパフォーマンステストの1つであるが,ハンドセラピィの対象疾患例では天井効果により障害を検出できないことがある.本研究の目的は,STEFの難易度や評価基準を変更した修正版STEF(modified STEF)の信頼性と妥当性を調査することである.検者内信頼性,検者間信頼性の対象はそれぞれ健常成人40名,32名であり,級内相関係数(ICC)を調査した.妥当性は健常成人46名を対象とし,modified STEFとPurdue Pegboard Test(PPT)との相関を調査した.結果は,ICC(1.1)およびICC(2.1)は左右ともに0.80以上であった.modified STEFとPPTには有意な正の相関を認めた(右手r=0.45,左手r=0.49).modified STEFは検者内および検者間ともに高い信頼性が示唆された一方で,相関は低いものに留まった.これは両検査の検査内容の違いが結果に影響を及ぼした可能性が考えられた.今後は,臨床症例においてその有用性を検証する必要性がある. |