| 発行年度 |
2017年度 |
| 巻名-号名 |
第 10 巻 - 3 号 |
| 筆頭著者 |
里浦雅也 地方独立行政法人徳島県鳴門病院 リハビリテーション部 |
| 共同著者 |
小西竹則
地方独立行政法人徳島県鳴門病院 リハビリテーション部
坂東義勝
地方独立行政法人徳島県鳴門病院 リハビリテーション部
山家恭平
地方独立行政法人徳島県鳴門病院 リハビリテーション部
日比野直仁
地方独立行政法人徳島県鳴門病院 手の外科センター
佐藤亮祐
地方独立行政法人徳島県鳴門病院 手の外科センター
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| タイトル |
当院におけるばね指症例に対するsplint療法の効果と傾向 |
| 要約 |
屈筋腱狭窄性腱鞘炎(以下ばね指)は,MP関節部における屈筋腱と腱鞘との間に生じる機械的腱鞘炎であり,治療としては腱鞘内注射や腱鞘切開術が一般的である.しかし,腱鞘内注射には腱断裂,腱鞘断裂,腱鞘切開術には感染など副作用の報告がある.本研究では,ばね指症例に対しMP関節のflexion block splint(以下splint)による保存療法を糖尿病(以下DM)を合併している症例にも適応を広げ実施し,疼痛および通過障害の改善効果を調査した.結果より疼痛改善効果は即時効果も認められ,有用な治療法であった.一方,通過障害に関しては約半数に改善を認めた.したがってsplintを用いた保存療法の適応は腱鞘内注射や腱鞘切開を希望しない症例や,DMの合併により腱鞘内注射の使用が躊躇される症例,手術による感染が危惧される症例に対する治療法の一つになる可能性が示唆された. |