| 要約 |
ブシャール結節は中高年の女性に多く見られる疾患であり,関節痛・可動域制限を伴う例も見られ,ADLに制限が起きることが多い.当院ではブシャール結節に対して保存療法・手術療法を行っている.手術療法はFDS腱切除術,人工関節置換術があり,森田分類のX線病期分類stage4の症例で疼痛緩和と可動域改善を求める症例には人工関節置換術を選択している.当院のブシャール結節に対する人工関節置換術は一体型シリコンインプラント(商品名:AVANTA人工指関節,Small Bone innovation社)を用いた背側アプローチ・掌側アプローチによる方法と,セメントレス表面置換型人工指関節(商品名:Self Locking Finger Joint,帝人ナカシマメディカル社)を用いた掌側アプローチによる人工指関節置換術を施行している.今回,各群における術前・術後6か月の疼痛および機能評価項目を比較した結果,全群の術後6か月の運動時疼痛VASに改善を認めた.関節可動域はシリコンインプラントAVANTA人工関節掌側アプローチ例にて有意差が認められた.今回,手術方法とハンドセラピィについて考察したため,報告する. |